東海道新幹線のモバイルオーダーでシンカンセンスゴイカタイアイスを買ってみた

2023年11月から車内販売がなくなった代わりにグリーン車のみのモバイルオーダーに切り替わった東海道新幹線ですが、利用する機会があったので#シンカンセンスゴイカタイアイスを買ってみました。

ちなみにグリーンポイントプログラムを利用しましたが、これももうすぐ無くなりますね。

休日の夕方で席は8割程度埋まっている状況でした。

発車直前の座席表、8割程度埋まっている

注文まで

前の座席の雑誌入れにモバイルオーダーやサポートコールサービスの案内の紙が入っています。「時代の先端を行く雑誌」Wedgeなどが手前に入っているので、言われないと気付かないかもしれません。

座席の雑誌入れにモバイルオーダーやサポートコールサービスの案内の紙が入っている

注文の様子

案内の紙に印字されているQRコードを読むと注文画面が出ます。ドメインを見るとLinktoというSaaSを使っているようです。QRコードの下に編成記号(J12とか)が書いてあるのを見ると、注文システムの店舗=編成と設定されているように見えます。列車が東海道新幹線区間から出ると閉店中の画面になっていました。

QRコード経由で不審なサイトへ誘導される事案も聞いているので、知らないSaaSドメインよりJRのサブドメインになっている方が個人的には安心できます。

www.seiko-sol.co.jp

モバイルオーダートップ画面

注文できる商品

利用した列車では飲み物と食べ物が注文できる状態でした。公式サイトではアイスクリーム用のスプーンがあったので、それを期待していたのですがこの列車では扱っていないようでした。

注文できる商品。自動スクロールがうまく働かず商品とかぶってしまった

最近の新幹線ではモバイル回線の混雑が激しいのと、商品のサムネイル画像のサイズが大きい(例えばビールのサムネイル画像は1000x750px, 300KB以上ある)ので表示に時間がかかります。ドコモとUQモバイルの回線で開いてみましたが、どちらも似たような感じでした。

公式サイトの商品一覧はこちら。 www.jr-cp.co.jp

注文の流れ

まずは商品とその数量を入れます。よくあるECサイトでカートに入れるのと同じです。

商品と数量を入れる

次に列車番号と席番号、降車駅を入れます。代金はサイト上ではなく、商品提供の時に現金もしくは交通系ICカードにて支払います。

列車番号、席番号、降車駅を入れる

注文確認画面では10分程度となっていますが、7分後にスゴイカタイアイスが提供されました。 硬いのでしばらく待ってからお召し上がりください、と案内される通りで十数分は硬いままでした。

7分後にスゴイカタイアイスが提供された

周りを見ると2,3人使っている人がいる感じでした。上りだと小田原から新横浜の間あたりでサービスは終了します。

従来のカートによる車内販売だと、いつ来るのかわからなかったり、呼び止めた後急いで商品を選ばないといけなかったり(カートが通路を塞ぐので)する面がありましたが、任意のタイミングで焦らず商品を選べるのは良い点です。 一方でサイトの画像が重いのでページの読み込みに時間がかかるのは改善点に感じます。今回は注文が完了するまでに7分弱の時間を要しました。

サポートコールサービス

画面を開いただけでサービスは利用していません(呼ばなくても空き容器は回収に来てくれた)が、こちらはヤマハSaaSのようでした。Flutter Web製なんですね。

サポートコールサービス