節税向け生命保険「明治安田生命じぶんの積立」に加入してから解約までの話

5年前の2016年の年末に加入した「明治安田生命じぶんの積立」の払込期間が終わったので解約しました。

この保険は生命保険料控除を利用した節税に向いていることが知られています。一方で「ドアノック商品」とも言われていますが実際のところどうだったのか記録します。 diamond.jp

TL; DR

ドアノック商品であることは事実で、何度か勧誘がありましたが、スルーしました。

時系列

2016年11月 新規契約

当時この保険はインターネット経由での契約はできなかったので、支店の予約を取り訪問しました。 支店の入口が奥まったところにあり、探していたら時間がかかってしまい若干遅れていったこともあってそれほど勧誘はされませんでした。 「目的は何でしょうか」「節税です」「ではパンフレットをお持ちください」程度のやりとりでした。

2017年、2018年頃

担当営業から「ご挨拶がしたい」と称して何度か平日日中に電話がかかってきました。対面で話したいので指定の場所に来るよう言われましたが、忙しいので挨拶は電話でいいですよーとかわしました。

2019年

電話で塩対応を続けていたからか、担当営業所が「トレーニングセンター」に代わったとの通知が来ました。 その後しばらく連絡はありませんでした。

2020年

住所近くの営業所に担当が代わったとの連絡が来ました。 別の商品の提案書が送られてきた記憶があります。

2021年

Webのフォームから解約の連絡を入れました。Webでは手続きそのものはできず、営業担当からの電話を待つ必要がありました。 解約手続きの方法は2つあり、営業担当者の持っているタブレット端末に入力する方法と、郵送にて書面を送る方法があるそうです。担当者はタブレットを推していましたが、他人との接触を控えるよう言われている時勢でもあり郵送にしました。

約款には印鑑証明書の提出が必要だと書かれていますが、実際は本人確認書類のコピーと申請書(住所や振込先は印字済で署名のみ)の2つが必要でした。先方には火曜日に書類が到着した(はず)で、その週の金曜日に解約返戻金が振り込まれていました。

解約後3年間はこの商品へ再加入することはできません。

金融商品、資産運用としてどうなのか

貯蓄向けとうたっている商品なので、利率を計算します。毎月1万円×60回で元本は60万円、返戻金は602,440円です。10000^(1/12)r + 10000^(2/12)r + ... + 10000^(60/12)r としてスプレッドシートのゴールシークで解くと、単利で約0.160%/年となりました。ネット銀行のキャンペーンの定期預金並の金利ですね。

他の貯蓄型の生命保険は低解約返戻金型で払込期間が終わらないうちに解約すると必ず元本割れするものが多い中、いつ解約しても元本は戻ってくるのも使い勝手の良い点と言えます。